春先の休養から復帰4戦目を迎えた萩野公介(25=ブリヂストン)は、1分55秒30の全体トップで決勝に進出した。自己ベストで日本記録の1分50秒47まで約5秒というタイムだった。萩野は「泳ぎの改善はできている。予選はちょっとゆっくりいっているし、決勝で自分の実力を全力で出したいと思う」と話した。

同種目にエントリーしていた瀬戸はこの日、膝に違和感があるために大事をとってレースを棄権した。前日26日には同400メートル個人メドレーで世界記録まで0秒03差の3分55秒53を出していた。

直接対決が持ち越しとなった萩野は「昨日、彼はすごくいいレースをしていて、すごく勇気をもらえた。一緒に泳げないのは残念だけど、一緒に泳いでも全然(瀬戸が)前にいると思う。彼が前にいるつもりで全力で泳ぎたい」と話していた。