SP109・60点で首位発進した羽生結弦(24=ANA)が、フリーで212・99を記録して、合計322・59点で優勝した。フリーと合計点ともに自己記録を更新。2位に59・82点差をつけ、自身4度目のスケートカナダで初優勝を飾った。

冒頭の4回転ループを着氷して勢いに乗ると、続く4回転サルコー、4回転トーループの連続ジャンプなど、4本の4回転ジャンプを着氷させた。フィニッシュポーズ後は右手で力強くガッツポーズ。ネイサン・チェン(米国)が3月の世界選手権で記録した、歴代合計最高点の323・42点に肉薄する演技に、ファンも大歓声だった。