県勢が全滅した。男子は2回戦、帝京長岡は豊浦(山口)に53-54と1点届かず負けた。開志国際は福岡大大濠に76-82で敗戦。女子3回戦では開志国際が夏の覇者・桜花学園(愛知)に61-97で敗れた。

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開志国際は冬は不思議と実力発揮できない。全国高校総体(インターハイ)で優勝した18年は2戦目の3回戦敗退。この日の2回戦の相手は強豪・福岡大大濠とはいえ、夏のインターハイ4強で冬のウインター杯に挑んでいた。富樫英樹監督(57)は「夏に勝って、冬も勝つ。そういうチーム作りをしていきたい」と言った。

ターンオーバーを18回繰り返し、攻撃機会を失った。11スチールを許し、リズムも崩した。富樫監督が「計算外」と驚いた相手、PG岩下准平(1年)には7本の3点シュートを決められた。「当たっちゃった。勝つ時はそんなもの」と富樫監督は相手の1年生をほめた。

主将のPG高木拓海(3年)は「負けても後悔しない試合をするつもりだったけれど『後悔はない』と言えばウソになる」と言った。その悔しさを晴らす役目をSGジョーンズ大翔(2年)に託した。「ジョーンズを中心にディフェンスからブレークの開志国際バスケットを引き継いで欲しい」と話した。