前回大会決勝と同じ対戦となった優勝候補同士の一戦は桐蔭学園(神奈川)が4トライを奪い、前回大会優勝の大阪桐蔭(大阪第1)に勝利し、準決勝に進出した。

序盤はお互いラインアウトなどのミスが響き、得点を挙げられない時間帯が続いたが、前半15分、相手反則で得たゴール前10メートルのスクラムからFWで押し切り、最後はフッカー中山の先制トライ。勢いに乗った桐蔭学園は直後の16分、26分といずれも自陣からの突破からトライを奪い、21-0と突き放して折り返した。

後半に入っても大阪桐蔭にほとんど攻撃をさせず、常に敵陣で優位に試合を進めた。後半10分にはセンターライン付近でボールを受けたCTB渡辺が抜け出し、40メートル独走し、ダメ押しトライを決めた。

守っても大阪桐蔭の左右のパス回しに、しっかり対応。2トライは奪われたものの、ほとんど崩されることなく最後まで守り切った。

3大会連続の対戦。2大会前の準決勝は5点差で、前回大会の決勝は2点差で涙をのんだ桐蔭学園が、前回王者にリベンジを果たした。