第69回日本スポーツ賞・第4回日本パラスポーツ賞の表彰式が17日、都内で行われた。

大賞に輝いたのはラグビー・ワールドカップ(W杯)日本代表。昨秋、日本で初めて開催された世界最高峰の大会で史上初のベスト8進出を果たし「ONE TEAM」が流行語になった。格上アイルランドを破るなどの実績と競技の知名度向上に大きく貢献した活躍が評価された。

代表して出席した日本ラグビー協会の森重隆会長(68)は「一生懸命、応援してくださったおかげ。ベスト8は目標に掲げてはいたけど、すべての国民の皆さまの応援があったから成し遂げられた」と感謝した。

選手は、トップリーグが開幕したため練習等で欠席したが、主将のリーチ・マイケル(東芝)は書面で喜びのコメントを寄せた。「応援ありがとうございました。昨年はラグビーを通して、いろいろな方に感動を伝えることができたかと思います。また、先日のトップリーグ開幕戦も本当に多くの皆さまが各会場に試合を見に来てくださったことを大変うれしく思います。トップリーグでも熱い試合をしてファンの皆さまとともにラグビー界を盛り上げていきたいです」。

SH田中史朗(キヤノン)はビデオメッセージで「まだ目指すものが上にあります。これからも多くの方に応援していただけるよう努力します」と、さらなる躍進を誓っていた。