男子プロバスケットボールのBリーグは17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、20日から来月1日にかけて予定していたB1とB2の合計95試合を中止にすると発表した。Bリーグは14日から2日間無観客でリーグ戦を再開したが、選手が発熱症状を伴う体調不良を訴えたり、審判が発熱するなどして、一部試合が中止となっていた。

大河チェアマンは再中断に至った理由の1つに「選手の心理的な部分も含めて、想定しきれていないところもあった」と説明した。いったんはリーグ戦再開を決めた直後に、米国でNBAの中断が決まったことも、Bリーグに在籍する元NBA選手たちにとっては「インパクトが大きかった」と続けた。

北海道の3選手が発熱症状を伴う体調不良を訴えて14日の川崎戦が中止に。大河チェアマンは翌15日の試合前、日本バスケットボール選手会長の田口(千葉)らと電話で話し合い、16日にも選手らと意見交換したうえで、今回の決断に至ったと経緯を説明。リーグ再開後すぐの中断となったことについては、「毎日状況が動く中で、その都度、ベストの判断をしなければならない」と述べた。この日、体調不良を訴えていた北海道の3選手のうち1人がPCR検査を受けたことも分かった。