日本水連は27日、中止となった日本選手権用に準備したマスク1万7000枚を、東京都に寄贈することを発表した。

マスクを寄贈する先は東京都の病院経営本部。東京都が新型コロナウイルスの感染者数が最も多いこと、医療現場における緊急性が最も高いと想定されることを理由とした。青木剛会長は「水泳の競技会で感染者を出さないように準備したものですが、命をかけて新型コロナウイルスと戦っておられる医療現場、医療従事者の皆様に対して、微力ではありますが、日本水泳界ができる貢献として寄贈させていただきます」とコメントした。

日本水連は、3月25日に五輪代表選考を兼ねた日本選手権の中止を発表した。現在は中止となった日本選手権を今年12月に、東京五輪代表選考を兼ねた21年度の日本選手権は来年4月に開催することを目指している。