日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ)は1日、オンライン会見を開き、2020-21シーズンの大会要項を発表した。来夏に延期となった東京オリンピック(五輪)に出場する代表強化を見据え、出場チームと相談して日程を短縮。新型コロナウイルスの影響で入場者数を制限するなど感染症対策を行いながら、1部は男女共に10月17日に開幕する。

男子1部は10月17~21年4月4日に開催。10チームによる4回の総当たり戦後、上位3チームによるファイナルステージで優勝争いをする。

女子1部は10月17~21年2月21日に開催。12チームによる2回の総当たり戦後、上位(1~4位)、中位(5~8位)、下位(9~12位)に分かれてトーナメント戦を行い順位を決める。終了後には代表活動に専念する選手以外が出場するカップ戦が、21年2月27~3月28日に開かれる。

大会開催に当たる新型コロナウイルスへの対策では、3つの方針を設けた。<1>入場者を50%の制限を設けることを前提に開幕に向けた準備をする<2>リモートマッチの場合も可能な限り大会をやる<3>会場に足を運べないお客様向けに配信環境の整備をする。

同機構では、来月中に対策規程とガイドラインを策定する予定。嶋岡健治代表理事会長は従来通りの大会開催は難しいとした上で「選手にはこういった状況の中で、バレーボールができる意義を考えてほしい」と話していた。【平山連】