フィギュアスケートのアイスダンス日本代表として10年バンクーバーオリンピック(五輪)14年ソチ五輪に出場したキャシー・リードさん(33)が7日、公式インスタグラムを更新し、今年3月に30歳で亡くなった弟クリスさんとの写真とメッセージを載せた。

この日は、長年競技でもカップルを組んでいた弟の誕生日。リンク内外での2ショットや幼少時の写真など計7枚をアップし、以下のメッセージを添えた。

「愛する弟クリス、誕生日おめでとう。あなたのことを思わない日はないし、寂しくない日はないわ。氷の上で滑るたびに、いつもあなたを感じる。あなたは常に一緒よ。でも本当は、何度も何度も何度も強く抱きしめて、私があなたをどれだけ愛しているか伝えたい。誕生日おめでとう、クリス。7月7日」

2人は07年から全日本選手権4連覇。11年は負傷欠場したものの、翌12年から再び3連覇と日本アイスダンス界をけん引してきた。10年バンクーバー五輪は17位、14年ソチ五輪は21位。キャシーさんが15年春に引退したことでカップルを解消。クリスさんも村元哉中と組んで18年平昌五輪に出場(日本勢過去最高の15位)した後、昨年末に現役を引退していた。

姉弟ともに現役を退き、今後は2人で日本の後進指導に当たる計画も進めていたが、クリスさんが日本時間の今年3月15日に急逝。心臓突然死だった。同21日には米ミシガン州で告別式が営まれていた。