日本代表クラスの選手による変則ルールの紅白戦が行われ、前半は女子がコートに立ち、チームアクションの高田真希(デンソー)、チームパワーの渡嘉敷来夢(ENEOS)らがプレーした。日本代表の主将を務める高田はプレー後にコート上で、「久しぶりにバスケットができて楽しかった。これからも元気、勇気、日々の活力を与えられれば」と笑顔であいさつした。
昨秋にアジアカップでMVPを獲得した本橋菜子(東京羽田)が3本の3点シュートを決めるなど両チーム最多17得点を挙げ、チームパワーが56-49でリードして“前半の部”を終えた。
後半は男子がプレー。代表でも中心選手の富樫勇樹(千葉)や篠山竜青(川崎)らのチームアクションに、NBAウィザーズ八村塁の弟・阿蓮(東海大3年)ら若手主体のチームパワーが立ち向かった。第3クオーター(Q)まではチームパワーがリードを保っていたが、第4Q開始からチームアクションが本領発揮。富樫、辻直人(川崎)、篠山と次々にシュートを決め、一気に逆転。そのままリードを広げて96-86で勝利した。
試合後、篠山は「各クラブの足並みがそろわない中、開催できてゲームを届けられたことは良かった。皆さんが少しでも前向きになるようになれたら。バスケットが生活に戻る日を楽しみに、日本一丸で頑張っていきましょう」とファンに向けて熱く語った。
八村は第3Q序盤からリバウンドやアシストなどで貢献したが、シュートはなかなか決めることができなかった。得点はフリースロー1本と3点シュート1本の4得点に終わった。
○…ウィザーズ八村塁の弟阿蓮(東海大)が日本代表のユニホームを着て紅白戦に出場し、富樫や篠山らBリーガーを相手にプレーした。198センチの長身を生かしてリバウンドを確保するなど「当たり負けしているとは感じなかった。ただ、技術面でBリーグの選手と差を感じた」と収穫と課題を口にした。伸び盛りの大学3年生は東京五輪出場について「1年延期されたことで、僕にもチャンスはあると思う。日本代表として、日の丸を背負ってプレーしたい」。大舞台で、兄とともにコートに立つことを目指している。


