平成唯一のプロ野球3冠王、松中信彦氏(46)が、ハンドボールの解説者デビューを熱望した。

松中氏は24日、ハンドボール日本リーグ(29日開幕)の記者会見に「アンバサダー」として出席。

新型コロナの影響で多くが無観客試合となる中、同リーグが力を入れる動画配信について「解説をやらせてほしい。ハンドボールファンにも、野球ファンにも、魅力を伝えたい」と話した。

長男がハンドボールを始めたことをきっかけに競技を知った松中氏は、小中学生のチームを立ち上げるなど「ハンドボール愛」たっぷり。野球界からの強力助っ人に、同じアンバサダーの宮崎大輔(39=日体大)は「今年のリーグの注目は松中さん。野球から見たらハンドボールは小さいけれど、いろいろ意見も教えていただきたい」と喜んだ。

レギュラーリーグは男子11、女子9チームが2回戦総当たりで対戦。男女とも上位4チームが来年3月のプレーオフに進出する。新型コロナの影響で各競技の中止、延期が続く中、野球とサッカー以外の五輪球技では初の日本リーグ開幕。感染防止のために、試合は4段階のガイドラインを設けて実施。開幕戦は半数以上は無観客となる。【荻島弘一】