女性問題で揺れる競泳男子の瀬戸大也(26)が6日、次戦としてエントリーしていた日本短水路選手権(17、18日、東京辰巳国際水泳場)を欠場することになった。瀬戸は短水路(25メートルプール)世界記録3分54秒81を持つ400メートル個人メドレーに出場予定だったが、辞退の届けを提出。同連盟もこれを承認した。

瀬戸は9月13日に埼玉屋外AG大会に出場。その後の同23日に「デイリー新潮」に女性問題が報じられた。同24日にマネジメント会社を通じ「自分の行為を猛省し、家族との今後についてはしっかり話し合いたいと思っております。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪したが、同30日にはANAとの所属契約解除が決定。また同日は日本オリンピック委員会に「シンボルアスリート」の辞退を了承された。同選手権は出直しレースになる可能性があったが、現状を鑑みて、出場を見送った形となった。

またこの日は日本水連がオンラインで常務理事会を開いた。瀬戸から申し出があった競泳日本代表主将の辞退について協議。主将の辞退を了承することになった。五輪代表は、昨夏の世界選手権2冠=2種目で内定した瀬戸以外にはおらず、主将の選びは、五輪代表選考を兼ねた来年4月の日本選手権まで持ち越されることになった。