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今日のイベント

【大会】

西日本選手権

▼会場

京都アクアリーナ

※無観客開催

▼種目

アイスダンス・リズムダンス(ジュニア、RD)(午前11時~11時22分)※競技時間は以下すべて予定

アイスダンスRD(午前11時22分~11時43分)

男子フリー(正午~午後2時51分)

女子フリー(午後3時5分~6時31分)

ジュニア男子SP(午後6時45分~10時31分)


今日の誕生日

吉岡詩果(2002年)

日本の女子シングル選手。20年全国高校選手権優勝。今季の日本スケート連盟強化選手B。

河辺愛菜(2004年)→Pick Up!


Pick Up! 河辺愛菜

成長著しいスケーターが16歳の誕生日を迎えました。

浅田真央さんの演技を見て「やりたい」とスケートを始めたのは5歳。名古屋でスケートに打ち込み、18年春に転機を迎えました。父を残して、母、弟と3人で大阪・高槻市に引っ越し。浜田美栄コーチから指導を受けるようになりました。

紀平梨花ら世界の舞台で活躍する面々と同門になり、つかんだ武器はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)。19年11月の全日本ジュニア選手権ではフリーで初めて成功させ、頂点に立ちました。

今春からは浜田コーチがゼネラルマネジャーを務める木下アカデミーに所属。シニアへと転向し、22年北京五輪へ1歩ずつ進んでいます。

今年3月の世界ジュニア選手権(11位)前に掲載した、日刊スポーツのインタビューはこちら


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年10月3日
2020年10月3日

20年10月、2020関東フィギアスケート選手権大会・女子SPの演技をする吉岡詩果。


今日の出来事

織田信成(関大)が世界一番乗りで3季ぶりのGPファイナル切符(2009年)

GP第3戦中国杯<2日目>

◇31日◇中国・北京首都体育館◇男女フリーほか

織田信成(22=関大)が世界一番乗りで、3季ぶりとなるGPファイナル(12月3日開幕、東京)出場を決めた。ショートプログラム(SP)首位で臨んだフリーも156・23点で首位となり、総合239・58点で完全優勝。昨季世界王者のライサチェク(米国)を7・41点差の2位に退けた。開幕戦のフランス杯に続く今季2勝目。GP通算5勝目は高橋大輔を1つ上回り、日本男子最多だ。女子はSP4位の鈴木明子(24=邦和スポーツランド)が、逆転でGP初優勝を飾った。

◇ ◇ ◇

電光掲示板で得点を確認し、緊張から解放された織田は思わず笑顔をみせた。表現力を示す5項目の得点は、1項目が超高得点となる8点台をマークするなど、軒並み高かった。技術点でも昨季世界王者のライサチェクを5・26点も上回った。SP、フリーとも1位の完全優勝で、GPファイナル出場一番乗り。「内容には満足できないけどGP連勝はうれしい。ファイナルにいい形で入れる」と振り返った。

「チャプリンメドレー」に乗ったコミカルな演技とは裏腹に、極度の緊張に襲われていた。SPを首位で折り返し、フリーは最終滑走。演技前には2度も階段でつまずき、安全策を取って4回転ジャンプも回避した。後半の3回転半は、疲れも出て1回転半止まりとなるなど、2週間前に制したフランス杯よりも総合点は落ちた。モロゾフ・コーチには「もっと試合に集中しろ」、母憲子コーチには「どの順番で滑っても自分をコントロールできる気持ちが必要」と注文をつけられた。それでも勝てたのが成長の証しだ。

最近2シーズンはGPファイナルに出場するチャンスがなかった。07-08年シーズンは全戦欠場し、昨季はNHK杯を制したが、GP出場は1大会だけだった。3季ぶりにGP2大会に出場し、自身初、高橋大輔に続く日本男子2人目のシーズンGP2勝。通算5勝目は、堂々の日本男子トップだ。

2戦連続で4回転を回避したが「ファイナルは表彰台を狙っているし、4回転を成功させたい」と話した。磨きをかけた表現力に加え、主要国際大会では06年トリノ五輪金メダルのプルシェンコ(ロシア)しか成功していない4-3-3回転が加われば、堂々の五輪メダル候補に浮上する。今後の1カ月余りは、GPファイナルに向けて腰を据えて練習できる。「もっと練習を頑張りたい」。五輪切符も一番乗りでつかみ取るつもりだ。