新潟アルビレックスBBが滋賀レイクスターズを79-73で破り、連敗を2で止めた。62-62の第4Q、SF林翔太郎(25)のシュートでリードを奪うと、ここから連続8得点で粘る滋賀を振り切り、成績を2勝3敗にした。

勝負どころで得点を重ねた。林の得点で64-62にすると、PG柏倉哲平(25)、PFリチャード・ヘンドリックス(33)そしてPG五十嵐圭(40)が続いた。伏線はあった。第4Qは出だしで52-52に追いつかれたが、PG納見悠仁(23)のシュートでリード。さらに58-58からはチーム最多の24得点のSFロスコ・アレン(27)がインサイドから2連続得点。第4Qは計3度追いつかれたが、逆転は許さず、我慢比べをものにした。

福田将吾監督(36)が「全員が入ること」とポイントに挙げていたリバウンドは41対33と上回った。その中でも相手のオフェンスリバウンドは6本に抑えて2次攻撃の機会を奪った。

前節琉球ゴールデンキングス戦で2連敗したものの、2戦目は最後まで互角に渡り合って79-86。75-89で敗れた1戦目も終盤まで競り合った。手応えを感じながら迎えたホーム戦。「うちはまだ伸びしろがある」(福田監督)。少しずつチームがまとまってきたことを形にして、今季ホーム2勝目をつかんだ。【斎藤慎一郎】