18年平昌五輪で2個の金メダルを獲得した高木菜那(28=日本電産サンキョー)が、2年半ぶりに競技復帰し、復活優勝した押切美沙紀(28=富士急)を祝福した。

ともに北海道出身の同級生で、小学生のころからライバルで切磋琢磨(せっさたくま)してきた。押切に3秒67差で敗れ、4位だった高木菜は「押切も悩んで復活して、この1年は誰よりも気持ちが入ってやっていた。復活して再び戦えたことをうれしく思う。約2年ぶりのレースで(自分は)負けてしまったが、気を抜いたらもっと離されてしまう。また、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して、ここからもっとすごい自分を見せられるように気持ちを入れて練習に取り組みたい」と“仲間”との再戦に向け、気持ちを引き締めた。

今大会は「序盤から攻める」をテーマに掲げた。「4週目まではいけたけど、最後まで力がもたなかった…。弱さが見つかったので、レースを積み重ねて最後までキープできるようにしたい」と進化を誓った。