ノービスB3位には69・14点の大竹沙歩(邦和SC)が入った。

ジャンプは、ほぼ練習通り。冒頭、3回転トーループ-2回転トーループ-2回転ループの3連続ジャンプを決めると、続けて単発の3回転トーループも降りた。

「楽しく滑れたし、ジャンプも良かったし、曲を思いっきり表現できたので良かったです。ブロックの時、3回転トーループが一発で決まらなかった。2つ目も気を緩めず跳ぶことを練習していたので(ともに決まり)良かったです」と思わず笑みをこぼした。

小学校2年生からジャズダンスを習い、バレエは3年の秋、ヒップホップダンスは今春からオンラインで学んでいる。多くのレッスンを並行する一方、大好きなスケートを始めたのは幼稚園の年長だった。

「スケートイベントが大須スケートリンクであって、そこで横井ゆは菜選手が『サウンド・オブ・ミュージック』を演技していたんです。私も、こういう表現ができたらいいな、と思って始めました」と回想した。

そして全国3位まで到達した。「憧れは、やはり、ゆは菜選手です。将来の目標は五輪に出て優勝することです」と、今後の飛躍につながる大会の最後に夢を口にした。【木下淳】