かえる軍団の冒険が終わった。短水路(25メートルプール)で競う競泳国際リーグ(ブダペスト)に初参戦した「東京フロッグキングス」(北島康介GM)は15日、終戦を迎えた。準決勝第1組で4チーム中3位で上位2チームの決勝を逃した。

「カツオ」こと松元克央(23=セントラルスポーツ)は、男子200メートル自由形での連敗を糧にする。東京五輪で最大のライバルと目されるラプシス(リトアニア)に予選リーグ、準決勝と敗れた。19年世界選手権銀メダリストは「とてもレベルが高い戦いで、世界との差を感じた。特に後半の強さ。トレーニングで埋めなきゃと思った」とした。

ラプシスは、19年世界選手権でスタートに違反があって失格したが、200メートルを1着で泳ぎきっている。松元は3番手でフィニッシュも、ラプシスの失格で銀メダルに繰り上がった。

松元はラプシスとの差について「前半はしっかり僕が前に出られるが、ラスト50メートルの勢いが違う。ラスト50メートルには自信があったが、さらに上をいく勢いがあった。練習で頑張る必要があると痛感できた、いい大会だった。さらに追い上げを鍛えたい」と誓っていた。