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今日の誕生日

永井優香(1998年)→Pick Up!


Pick Up! 永井優香

今季を現役最終シーズンと明言している女子スケーターが22歳となりました。

東京都で生まれ、浅田真央さんに憧れてスケートを始めたのは小2。約1年後から関徳武コーチに師事し、力をつけました。

14年にはメドベージェワ(ロシア)らが出場したジュニアグランプリ(GP)ファイナルで5位。翌シーズンからシニアへ転向し、15年のGPスケートカナダでは3位に入りました。初々しいガッツポーズを見せて「信じられない結果」と声を弾ませました。

東京・駒場学園高卒業後は早大へ進学。今年10月の東京選手権では「自分の中でフィギュアスケートは精いっぱいやったかな」と思いを口にし、21年春の卒業後は一般企業に就職する予定です。次なる大舞台は12月の全日本選手権(長野)。集大成を披露します。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年10月9日
2020年10月9日

20年10月9日、2020東京フィギュアスケート選手権大会・ジュニア女子SPの演技をする住吉りをん。


今日の出来事

恩田美栄が91年伊藤みどり以来、11年ぶりのNHK杯優勝(2002年)

NHK杯〈3日目〉◇30日◇京都アクアリーナ◇女子フリー

みどりに並んだ。女子シングルで恩田美栄(19=東海学園大)が初優勝を飾った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は着氷に失敗したものの、安定した演技で得点を伸ばし、9日のボフロスト杯に続く2度目のグランプリ(GP)シリーズ制覇を果たした。日本選手のNHK杯女子優勝は、1991年の伊藤みどり以来11年ぶり。来年2月のGPファイナル(ロシア)では表彰台も見えてきた。

◇ ◇ ◇

もう「みどり2世」とは呼ばせない。恩田はトリプルアクセルこそ着氷に失敗したが、その他の5種類の3回転ジャンプはほぼ完璧にこなした。高く迫力あふれるジャンプは、審査員をうならせた。「うれしいけど疲れました」。会見では普通の19歳に戻ったが、氷上では世界トップクラスのムードを漂わせた。

ジャンプだけではない。最後まで今季課題の表現力にもこだわった。女性らしさをアピールするため、この2日間で大幅にプログラムを変えた。演技直前まで山田満知子コーチと振り付けの練習を繰り返した。「女性らしく、美しく、きれいに滑りました」。表現点は5・3~5・8と、技術点とほぼ近い高得点を出した。

日本女子では伊藤みどり以来11年ぶり3人目の優勝になった。伊藤を育てた山田コーチのもとで、小学2年から指導を受ける恩田にとって、伊藤はあこがれの人であり、尊敬する人。山田コーチからは「彼女なりに一生懸命やっている。だんだん表現力もついてきたし、トリプルアクセルもよくなっている」と認められた。

日本連盟の城田憲子強化部長は「GP2勝は世界でも大きく評価される。あと表現を磨いていけば世界が怖くなくなる」と話した。世界トップ6人が集まる来年2月のGPファイナル(ロシア)には、GPランクトップで出場する。「ファイナルに向けてトリプルアクセルの(成功)確率を高めたい」。4年後のトリノ五輪に向け、恩田が世界トップの仲間入りを果たした。