18年世界ジュニア銅メダルの山下真瑚(17=中京大中京高)が入り、降り方に工夫を凝らしたジャンプを決めて、67・56点の高得点をマークした。

冒頭の3回転ループの入りは、フィギュアスケートを始めるきっかけにもなったイナバウアーを繰り出してから。危なげなく決めると、続くダブルアクセル(2回転半)ではきれいに降りてイーグルの姿勢に滑らかに移行するなど、加点を稼ぐ技術力を発揮した。

-振り返って

久しぶりに、たくさんのお客さんの前で滑れたので、「うれしいなぁ」と。ジャンプはきれいに決まったと思うんですけど、もっと点数を上げられると思うので、全日本までショートをやっていかないとな、と思います。毎回、ジャンプを成功させるのを、もっとやっていかないといけない。ステップ、もっと勢いをつけてできるかなと思います。フリーも気を抜かずに、できることを精いっぱいやろうと思います。

-2季連続のプログラムだと成長が分かりやすいと思いますが

去年と今年では、だいぶプログラムが変わっていると思うので、曲は滑りやすいんですけど、プログラムの内容は全部違っているので、同じ曲でも違った楽しみがあります。私は後半に3-3を入れてて、今まではルッツは逆方向で跳んでたんですけど、今年は違う方。最初は跳びづらかったですけど、ジャンプの練習は変わってるんですけど、だいぶ慣れました。