東地区3位の仙台89ERSは、同7位のアースフレンズ東京Zに今季最多得点、今季初の100点ゲームで圧勝した。11本を沈める「3点シュート祭」で107-65で撃破。沢辺圭太(25)は3点シュート4本など両チーム最多21得点でけん引し、ジェイコブセンが19得点、笹倉が18得点で続いた。オフェンス陣が機能しての4連勝となった。

劣勢をはね返した。第1クオーター(Q)開始すぐに3点シュートを連続で被弾し、いきなり6点のビハインド。それでも笹倉がフリースローから1点を返すと、反撃がスタートした。12-15でミラーがバスケットカウント含む連続得点で同点。残り3分11秒、ジェイコブセンがファウルを受け、フリースローを獲得すると、落ち着いて2本沈めて逆転に成功した。さらに頼れる助っ人は連続シュートを決め、一気に6点差に突き放し、試合の流れを仙台に呼び込んだ。

前半は48-34で折り返し。後半は沢辺が第3Q残り2分19秒、同1分17秒、同18秒に3点シュート決めるなど攻撃陣を活性化。「素直に出来すぎ。チーム全体である程度スコアできてたし、ボールも回っていた。全部いいディフェンスからいいオフェンスにつながっていた」。3点シュートを要所で決め「自分はアタッカーだが、練習でも打ってきた。しっかりシューティングしてきて良かった。持ち味であるドライブで抜きやすくなる布石というか、シュートをしっかり打つことで、持ち味に生かせればと思います」と語った。

桶谷大ヘッドコーチ(HC、42)は「オフェンスは出来すぎ。非常に今日はやりたいこと、コーチとして『こうしてほしい』ということを表現できた」。手応えをつかんだオフェンスを貫き、今日29日の東京Z戦でも大暴れする。【山田愛斗】