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今日のイベント

【アイスショー】

<浅田真央サンクスツアー>

▼会場

秋田県立スケート場

▼開演

午後5時30分


今日の誕生日

カタリナ・ビット(1965年)→Pick Up!

松原星(2000年)

女子シングル選手。明大2年。東京・武蔵野学院高時代の18年に全日本選手権で11位と健闘し、新人賞を獲得。19年は16位。今年も東京選手権2位→東日本選手権4位で出場権を獲得


Pick Up! カタリナ・ビット

女子シングル史上2人目のオリンピック(五輪)2連覇スケーターが誕生日を迎えました。

旧東ドイツで生まれ、84年サラエボ、88年カルガリーの両五輪で金メダル。サラエボ大会ではコンパルソリー(規定)3位からショートプログラム(SP)フリーともに1位でロザリン・サムナーズ(米国)を逆転し、カルガリー大会では規定3位からSP1位。最終日のフリーは2位だったものの、総合得点でエリザベス・マンリー(カナダ)をかわしました。

戦前の1928年サンモリッツ大会、32年レークプラシッド大会、36年ガルミッシュパルテンキルヘン大会で3連覇したソニア・ヘニー(ノルウェー)以来の連続金メダルでした。

ビットは世界選手権でも4度の優勝を誇り、欧州選手権も6連覇。五輪も含めた2度目の3冠を達成した88年にアマチュア引退を決めました。プロに転向した後は代名詞の「カルメン」を舞い、同じカルガリー五輪の男子で金メダルに輝いたブライアン・ボイタノ(米国)とのツアーが人気を博しました。


リレハンメル五輪
リレハンメル五輪

ここで終わらないのが、元世界最強の女王です。プロの出場が1回に限り解禁された94年にリレハンメル五輪へ。ベルリンの壁の崩壊後、東西が統一されたドイツ選手権から予選を勝ち抜きました。

本大会では7位。3連覇を逃すことは、自身も織り込み済みで出場していたのです。初めて金メダルを手にしたサラエボの地がユーゴスラビア紛争で荒れ果てたことを悲しみ、最終滑走だったフリーで平和へのメッセージを込め「花はどこへ行った」を披露し、戦争への怒りや未来への希望を表現しました。結果ではなく行動で、観衆から大きな拍手を浴びて3度目の五輪を締めくくりました。

08年にプロ引退。18年ミュンヘン五輪の招致委員長を務めるなど、リンクを離れた今もスポーツ界で後進のために活躍しています。


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年11月7日
2020年11月7日

20年11月、フィギュアスケート東日本選手権・男子フリーで演技をする佐藤駿。


今日の出来事

17歳の羽生結弦に“縁起のいい”!?トラブル(2012年)

フィギュアスケート男子で、今季ショートプログラム(SP)の歴代最高点を連発している羽生結弦(17=宮城・東北高)が3日、グランプリ(GP)ファイナル(6日開幕、ロシア・ソチ)に出発を前に“縁起のいい”トラブルに巻き込まれた。

千葉・成田空港発の飛行機が大幅に遅延。空港に足止めを食い、予定の8時間後にようやく出発した。今季初戦の10月のGPシリーズ第1戦スケートアメリカでも、練習拠点のカナダ・トロントから米国への飛行機に乗り遅れた。

それでもSPで歴代最高をマークしていただけに「気にしてもしょうがない」と余裕で、反対に、遅延は“縁起がいい”と「プレッシャーもない」と笑みを浮かべた。

SPがある7日には18歳の誕生日を迎える。五輪会場での誕生日で、今季3度目の歴代最高得点更新の期待がかかるが「あまり意識せず課題をクリアしていきたい」と冷静だった。

結果は、総合でGPファイナル初の表彰台となる銀メダル。翌シーズンのソチ五輪での金メダルにつながる滑りを見せた。