競泳男子の入江陵介(30=イトマン東進)が19日、ファンとのオンライン交流イベントを開いた。9月に出した著書「それでも、僕は泳ぎ続ける」の出版を記念したイベントで、所属先のジュニアスイマーらの質問に答えた。

入江が、子供たちの質問に次々と答えた。「背泳ぎで注意していることは何ですか?」と聞かれて「タイミングに注意しています。早く腕を回せば早くなると思う人が多いけど、手と足のタイミングを合わせる。グッと進む瞬間があるので、それを見つけてください」とアドバイス。また「試合前に緊張する」という悩みには「30歳だけど、ずっと緊張してます。眠れないこともある。でも誰しも緊張するので、それは悪いことじゃないと思います」と丁寧な口調で語りかけた。

入江は、年明けの初レースとして北島康介杯(来年1月22~24日、東京辰巳国際水泳場)に出場を予定。100メートル、200メートルの背泳ぎにエントリーした。その後は2月のジャパンオープン、3月にも1試合に出ることも検討している。五輪代表選考を兼ねた日本選手権(同4月、東京アクアティクスセンター)に向けて「水泳が好きな気持ちを忘れずに、五輪代表をとるために頑張っていきます」と意気込んでいた。