2年ぶりの優勝を目指す坂本花織(20=シスメックス)は71・86点にとどまり、2位発進となった。

演技後半のフリップ-トーループの連続3回転で、フリップの着氷をこらえる形となり、トーループが2回転。得点が発表されると渋い表情で首を横に傾け「これだけ練習したのに本番でできないのは情けない。『悔しい』の一言です。このミスを引きずらずに、明後日(27日)のフリーをしっかりしたい」と振り返った。

11月のNHK杯では、国際スケート連盟(ISU)非公認ながら、自己ベストとなる229・51点をたたき出して、GP初優勝を飾った。ご褒美には宿泊していたホテルのビュッフェで「お肉、お肉、お肉…、たまに海鮮っていう感じで。“肉々した食事”はあまりしていなかったので、おいしかったです」という。

連覇を狙った昨年の同選手権は6位に沈んでいる。今大会に向けて「(優勝した)NHK杯以上の演技ができるように、思い切って。SPもフリーも、パーフェクトにできるようにしたい」と誓っていた。