18年世界選手権銀メダルの樋口新葉(19=明大)は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の転倒が響き、61・53点の13位に沈んだ。

SPで初成功を目指して冒頭で挑んだが、大きく転倒した。「あのような転び方をしたのが試合では初めて。ひどい転び方をしたなという印象がある。そこですごい、切り替えがうまくできなかった」と振り返った。連続3回転でもセカンドが2回転になるなど、試合後には悔しそうにくちびるをかんだ。

SP、フリーともに組み込む3回転半。「練習でも跳べてなくて、調子悪いなと思っていた」と明かした。感じるのは大技を組み込んだ時の他のジャンプとのバランス。「難しいジャンプが一つ入ると、すごくそこまで持っていくのが難しいな。その他のジャンプで120%自信を持ってできるようになれば、コンスタントにアクセル入った練習ができるんじゃないかなと思います」と課題を挙げた。

27日にはフリーが控える。「切り替えて、開き直ったような感じで楽しく滑れたらいいな」と期した。