正智深谷(埼玉)が第1シードの洛南(京都)に屈し、ベスト4進出はならなかった。第1クオーター(Q)を厳しいディフェンスからの速攻で20-15とリードしたが、優勝候補の地力に押されて逆転を許し、12点差で惜敗した。

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正智深谷の太田誠主将が涙をこらえて3本のフリースローを沈め、終了のブザーが鳴った。

「これまでのできごと…いろいろなことが頭に浮かんで…」。第1シード洛南に第1Qでリードしながら逆転負け。巧みな守備網に速攻が機能しなかった。それでもここ数年全国大会で1、2回戦負けが続いたチームが3勝し、初の8強。何度も仙台大明成に練習試合に通い、全国で通じる心身の強さを追求してきた結果だ。「後輩には僕たちを超えて4強以上を狙ってほしい」。太田は新チームに夢を託した。

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