優勝候補の福岡第一(福岡)が3連覇を逃した。第1クオーター(Q)は司令塔のハーパーの4アシストなどで20-14と先行したが、仙台大明成(宮城)の強いディフェンスの前に勢いに乗り切れなかった。第2Q終盤に8点差としたが突き放すことができず、後半はじわじわと追い上げられた。第3Q残り3分に35-36と初めてリードされると、そこから試合終了までシーソーゲームが続いた。

勝負どころの第4Q残り5分45秒には、チーム最多19得点15リバウンドを記録していたアリが5回目のファウルでベンチに下がった。1点ビハインドで迎えた第4Q残り56秒から、ハーパーが2本のシュートを放ったが、無情にも枠を外れた。「先生(井手口監督)にお前がシュートを打てと言われて、逆転されて強気にシュートを狙ったけど外してしまった。エースとしてチームを勝たせることができなくて悔しい。本当に申し訳ない」。3連覇の夢がついえて、大会屈指のポイントガードと言われたハーパーの声にも力がなかった。

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