18年平昌五輪代表の郷亜里砂(33=イヨテツク)は、38秒19で3位だった。高木美帆(日体大職)、小平奈緒(相沢病院)に続いたが、不完全燃焼でレース後のオンライン会見では自身にいら立ちを見せた。

「最低限の表彰台には上がれたが、もっと上を目指してやってるので悔しい…。タイムも納得いかない。残念」と唇をかんだ。

平昌五輪後の18年3月に現役引退したが、昨年3月に現役復帰。昨季は落ちた体力を戻すために肉体強化に励み、持ち味のコーナーワークに磨きをかけるなどした。

常に上にいる仲間であり、ライバルの小平と高木美を意識し、22年北京五輪を見据えてさらなる成長を誓う。「五輪へはまだまだ。全部が良いとは言い切れないので、これからもっと高めていかなかいといけない」と気を引き締めた。