18年ピョンチャン・オリンピック(平昌五輪)で金メダル2個を獲得し、11月に交通事故にあった高木菜那(28=日本電産サンキョー)が、元気な姿を見せた。

11月24日午前に合宿中だった青森県おいらせ町で、ロードバイク(スポーツタイプ自転車)のトレーニング中に乗用車と衝突。自ら「110番通報」して、青森県警に事故状況などを説明し、けが人はいないと報道されていた。

この日、1カ月ぶりの実戦を終え、オンライン取材にて交通事故についても言及した。「実際、本当に何でもなかった。結構ぶつかったけど転びもせず無傷だった」と、報道陣に笑顔で報告した。

3000メートルのレースは、優勝した妹の美帆(26=日体大職)に8秒以上の差をつけられた4分12秒09で4位に終わった。「本当にひどい…。最近、どうやってスケートを滑るんだろうとなって、試行錯誤しているけど自分の滑りがイメージできない。今のレベルでは世界で戦えない。せめて4分10秒は切らないと。練習が足りてない」と頭を抱えていた。