バスケットボールBリーグ1部(B1)のサンロッカーズ渋谷は29日、NBAウィザーズの八村塁の弟で、東海大3年の八村阿蓮(あれん、21)が特別指定選手として加入すると発表した。クラブを通じて阿蓮は、「自分の力を最大限に発揮して、チームの勝利に貢献できるよう頑張る」とコメントを寄せた。

兄と2学年違いの阿蓮は、兄と同じ宮城・明成高出身。身長198センチ、体重98キロで、U22日本代表などの選出経験を持つ。コロナ禍で中止された関東大学リーグ戦の代替大会にあたるオータムカップ2020で東海大の優勝に貢献し、優秀選手賞を受賞した。

SR渋谷は今季17勝8敗と好調を維持し、強豪ぞろいのB1東地区で3位につけている。

特別指定選手は、大学や高校のチームで活動する若手選手が、所属チームに在籍したままBリーグ公式戦に出場できる制度。東海大のチームメートにあたる河村勇輝(1年)は同制度で横浜ビー・コルセアーズに先日加入し、26、27日の公式戦に出場した。