全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)の大会実行委員会は7日、男子の前回優勝校、東山(京都)が選手1人に発熱者がいたため棄権したことを発表した。これにより3回戦で対戦予定の高松工芸(香川)が、不戦勝となった。発熱した選手が医療機関でPCR検査を受けた結果、新型コロナウイルスの感染が確認された。

7日朝、東山の選手1人が起床時に高熱があったと同校から大会事務局に電話で報告された。発熱した選手は宿舎に残り、他のメンバーが会場入りして試合前の練習も行った。実行委員会は大会ルールにのっとり、発熱者を除いたメンバーでの競技継続を検討したが、再検討してメンバー全員が要観察扱いとなりうることを考慮。大会実行委員会の判断で欠場とした。

選手1人の新型コロナ感染を受け、今後は濃厚接触者を特定した上で保健所の判断に従う。同校担当者は取材に「3年生の思いを考えると筆舌尽くし難い」と話していた。

大会規定では新型コロナウイルスの感染拡大防止対策として、発熱者や体調不良者がいた場合、該当者が会場に入れないことになっていた。

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