ラグビートップリーグのヤマハ発動機は21日の開幕戦(対日野レッドドルフィンズ、大阪・花園)に向けて17日、磐田市内で練習を行った。

今季限りで引退するFB五郎丸歩(34)は練習後の会見で「(開幕が延期された)1カ月間、良い練習ができた」と振り返った。自身もチームも状態は良いとし、「ベテランらしくしっかりチームを引っ張り、日本一になれるよう一丸となって頑張りたい」と意気込んだ。

初戦で対する日野には、ヤマハ発動機から移籍した選手も多く、ロック大戸裕矢主将(30)は「楽しみ」。一方で「キックでの攻撃など個々の力が強く、勢いがつくとやっかい」と警戒した。堀川隆延監督(47)はチームの強みである「ヤマハスタイル」について、「強いスクラムやモールで押してこそヤマハ。この1カ月で十二分に突き詰められた」。強みを前面に押し出し、悲願のリーグ初優勝をつかみにいく。【倉橋徹也】