全日本柔道連盟(全柔連)は8日、岩手県、宮城県、福島県の小中高生を対象とした「第1回オンライン柔道交流会」を14日に実施すると発表した。

全柔連のアスリート委員会が協力し、アスリート委員長の吉田優也氏(31)が司会を務める。16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)女子52キロ級銅メダルの中村美里(31=三井住友海上)、同五輪男子66キロ級銅メダルの海老沼匡(31=パーク24)、同五輪男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(29=旭化成)の3選手が講師を務め、得意技の紹介や技術指導などを行う。

中村は「今回は何度か訪れたことがある岩手、宮城、福島の皆さんと同じ時間を共有できることをうれしく思います。この交流を通じて皆さんの何かの“きっかけ”を届けられたらと思っています」とコメント。海老沼は「今回の柔道教室で改めて柔道の面白さに気づいてほしいです」とし、羽賀は「オンラインではありますが、皆さまにお会いできる日を楽しみにしています。共に楽しい時間を過ごしましょう」と呼び掛けた。

全柔連によると、コロナ禍の影響で大会の中止が相次ぐ中、小中高生たちを元気づける狙いがある。オンライン交流会は、今後も対象地域を絞って継続的に開催予定という。