日本女子ソフトボールリーグ機構の新理事に就任した古田敦也氏(55)が20日、東京都内で会見に臨み、「ソフトボールを通じて地域を盛り上げたいという、島田チェアマンの気持ちに賛同した。微力だけどお手伝いできれば」と意気込みを語った。

古田氏はプロ野球ヤクルトで強打の捕手として活躍し、監督も務めた。これまでテレビ番組での企画などを通じて女子ソフトボール選手らと打席で対戦したことがあるが、「はっきり言ってまったく打てない。僕も上野(由岐子)投手の球がかすりもしなかった」と、自らの体験を交えてソフトボールのすごさや魅力を説明。「見る立場になっても面白く、魅力がある競技」と熱弁を振るった。

同じく新理事となった弁護士で元アナウンサーの菊間千乃氏(49)は、「チェアマンからリーグのグランドデザインを聞き、私自身もかかわらせてもらいたいと強く思った」と就任受諾の理由を説明。法務・コンプライアンス担当理事として、「ガバナンスのしっかりした透明性のあるリーグ運営をしていきたい」と話した。

新リーグ発足を目指して法人化された日本女子ソフトボールリーグ機構は先日、日本ハム球団代表などを歴任した島田利正氏が初代チェアマンに就任。選手やチームのプロ化はせず、企業スポーツの完成形を目指すとしている。【奥岡幹浩】