92年バルセロナ五輪柔道男子71キロ級金メダルの古賀稔彦さんが死去したことを受け、16年リオデジャネイロ五輪男子73キロ級金メダルの大野将平(29=旭化成)が24日、マネジメント会社を通じてコメントを発表した。

 

「古賀稔彦先輩の訃報を聞いて驚いています。私が中高時代を過ごした講道学舎の大先輩であり、柔道界の歴史、時代を創っていただきました。塾生時代に稽古をつけていただいたことが私の財産になっています。古賀先輩は『柔よく剛を制する』という言葉を一番体現した柔道家だと思います。私が無差別の全日本選手権に憧れ、挑戦し続けるのも平成の三四郎と呼ばれた古賀先輩の影響です。常々おっしゃっていた「勝負魂」「学舎魂」を心に強く刻み、平成の三四郎と呼ばれた古賀先輩と同じ階級の選手として、「三四郎」と呼ばれる柔道家を目指す決心をし、東京オリンピック、全日本選手権に挑戦していきます。心よりご冥福をお祈りいたします。柔道家 大野将平」