20年の飯塚杯を制した男子フィギュアスケーターの中野紘輔(23=飯塚クラブ)が28日、ツイッターを更新し、今季限りで現役引退したことを報告した。

「3月20、21日に行われた全九州フィギュアスケート競技会を以て、競技を引退しました」

「両親、由美先生、央先生をはじめ先生方、連盟の皆さん、飯塚アイスパレススタッフの皆さん、応援してくださった皆さん、先輩方や同期、後輩達、挙げれば切りがないほど、多くの方々に支えられてきたスケート人生でした。嬉しい時、楽しい時だけでなく、辛い時、苦しい時もたくさんありましたが、それら全てをひっくるめて、とても良いスケート人生だったと思っています」

「今後はインストラクターを目指して、勉強をしていくことになります。次はインストラクターとして、全日本や自分が選手として出場出来なかった国際大会を目指して頑張ります」

「またいつかキスクラでお会いしましょう。たくさんの応援、本当にありがとうございました」

(原文まま)

中野は昨年の中四国九州選手権で田中刑事(倉敷FSC)に次ぐ2位。西日本選手権10位で年末の全日本選手権に進み、総合15位の好成績を残していた。

コメント冒頭の全九州競技会(福岡県立総合プールスケートリンク)ではショートプログラム(SP)フリーともに1位の合計188・00点で頂点に立ち、有終の美を飾っていた。【木下淳】