午後5時5分から決勝種目がスタートする。3種目で代表が決まる可能性がある。

最初の決勝種目は男子400メートル個人メドレー。予選トップは瀬戸大也(26=TEAM DAIYAで4分12秒67をマークした。瀬戸は19年世界選手権金メダル=代表内定。活動停止処分が明けた今年1月から急ピッチで調整を進めている。「体の状態は7割。最低でも4分10秒は切りたい。いいレースができれば、4分8秒台」と話している。

残り1枠の争いは、予選2位の宮本一平、高3の小方楓、田淵海斗、本多灯、井狩裕貴と混戦模様となった。いずれも派遣標準記録4分15秒24を突破する力はあるだけに、瀬戸を除いた最上位争いが激しくなる。

女子400メートル個人メドレーは、大橋悠依(25=イトマン東進)が、優勝候補筆頭。予選でも全体トップの4分39秒94をマークした。午前決勝の五輪本番を見据えて、レースを行っており、初の五輪切符を獲得する可能性が高い。2番手争いは清水咲子がリードしている。

男子400メートルは、派遣標準記録が3分46秒34。予選トップの黒川紫唯(イトマン富田林)が3分49秒12だった。同記録の突破者がでるかどうかが焦点になる。

午後の部では、女子100メートルバタフライ準決勝も行われる。

白血病から復帰した池江璃花子(20=ルネサンス)は、予選で58秒68と全体の2位通過。1カ月半前からタイムを0秒76伸ばした。同トップの相馬あいは58秒38だった。順調にレースを運べば、明日4日の決勝が見えてくる。