今大会2冠の池江璃花子(20=ルネサンス)は、24秒87で同1位だった。

予選は予選3組4レーンに登場して25秒39をマーク。全体2位で準決勝に進出していた。

昨年8月の復帰以降、50メートル自由形のベストタイムは2月のジャパン・オープンで出した24秒91だった。同種目の派遣標準記録(19年世界選手権決勝進出ライン)は24秒46となっている。

池江は4日に100メートルバタフライ、8日に100メートル自由形を制した。ともにリレー代表に内定している。

100メートル自由形は、400メートルリレーの代表選考を兼ねている。レース結果によって、400メートルリレーメンバーが内定した。池江、酒井夏海、五十嵐千尋、大本里佳の4人で、東京五輪に臨むことになった。五輪本番の同種目予選は開会式翌日の7月24日。池江は「初日の流れは日本チームにとって大事。自分がチームを引っ張っていくつもりで」と意欲を見せている。

今大会は残り2種目。50メートル自由形に加えて、最終日の10日には非五輪種目の同バタフライにもエントリー。50メートルバタフライは大会前に「優勝を目指している」と宣言している。