男子ショートプログラム(SP)2位発進の羽生結弦(26=ANA)が、夜のフリーに向けて調整した。

曲かけ前には2種の4回転ジャンプ(トーループ、サルコー)や3種の3回転(トリプルアクセル=3回転半、ルッツ、ループ)など14回、ジャンプを確認。「天と地と」を流した通し練習では以下のジャンプを跳んだ。

<1>4回転ループ

<2>2回転サルコー

<3>3回転半-2回転トーループ

<4>3回転ループ

<5>4回転トーループ-3回転トーループ

<6>4回転トーループ(着氷が乱れて予定の3連続にできず)

<7>3回転半-1回転オイラー-2回転サルコー(単発予定も、リカバリーで3連続に)

その後は4回転サルコー1本以外はジャンプを跳ばず、演目の序盤、後半、冒頭からの順に流れを確かめて、整氷スタッフに感謝しながら氷から離れた。

男子フリーは午後6時10分スタート。前日のSP後は、フリーに向けてこう話していた。

「やはり世界選手権(3月、3位)での悔しさみたいなものは少なからずあって、リベンジしたいっていう気持ちも少なからずあるんですけれども、まあ、その気持ちも認めて、それにプラスアルファ、今日の演技のように、自分が成長したなと思えるような演技をできるように、しっかり自分に集中したいと思います」

10番滑走の羽生は午後7時36分ごろ登場予定となっている。【木下淳】