男子の仙台大明成と東北学院の昨季全国高校選手権出場2チームは順当に勝ち上がった。

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男子の仙台大明成は128-42で石巻を下し、昨季ウインターカップ優勝の貫禄を示した。山崎一渉(3年)ら全国優勝メンバーを中心に得点を重ね、今季初公式戦を100点超で飾った。佐藤久夫監督(71)はベンチ18人全員を起用。唯一の1年生センター、ウイリアム・ショーン莉音も県大会デビューで存在感を示した。佐藤監督は「コロナ禍の中で練習を支えてくれた選手たちを起用した。今季初めての試合で張り切り過ぎたのか呼吸が合わず、粘りも足りなかった。でもこれからが楽しみ」と発展途上の新チームに期待した。

 

東北学院は県総体初戦を大勝でスタートした。チームの司令塔、女川渉(3年)は「詰めの甘いところもあったので修正して次に臨みたいです」と試合を振り返り「次の試合も内容良く進め、味方を盛り上げてチームが波に乗れるようなプレーができればと思います」と意気込んだ。佐々木琉(3年)は「楽しみながらも勝ちにこだわって(仙台大)明成と試合できるように1つ1つしっかりやっていきたいです」と語った。同校の目標は仙台大明成との決勝での対戦、その先にある10大会ぶりの県制覇だ。