男子シングルス戦は、鶴岡東(山形)の桜井倭、芳賀世蓮(ともに3年)が4回戦で敗退した。桜井は岡野俊介(愛工大名電)に1-3、芳賀は原大翼(東山)に0-3。13日の学校対抗2回戦敗退から中2日で臨んだシングルス戦も32強止まりと悔しい結果に終わった。

桜井は「勝つために必死になって過ごしてきた2日間。愛工大名電という壁を崩すことができなかった」と悔しがった。第1ゲーム(G)を先取されたが、第2Gは粘って11-8で取り返した。続く第3Gは接戦ながら8-11で落とし、第4Gは相手の一方的な展開で1-11。「団体戦で負けてしまって、残ったシングルスでどう挽回していくかを念頭に置いて臨んできた。もうひとつ勝ちたかったところを逃してしまったのでまた一から鍛え直したいと思います」と振り返った。

芳賀は3回戦では粘り強さを発揮。第1、第2Gを奪われたが「絶対にここからでも勝ちにつなげてやろうと思っていました」とあきらめずに第3、4、5Gを奪って3-2で逆転勝利。高校最後のインターハイを終え「これで卓球が終わるわけではないので、次に向けて反省して、成長していきたいです」と前を向いた。

鶴岡東は、インターハイでは14年から6年連続8強以上の成績を残していたが、今大会はその記録を更新することはできず。この敗戦をきっかけに鍛え直し、次の舞台で大きく羽ばたく。【濱本神威】