カナダの「アイスアカデミー・オブ・モントリオール」は日本時間10日、フィギュアスケートのアイスダンスで全日本選手権3連覇中の小松原美里(29)、尊(30)組(倉敷FSC)が同地に戻ったことを報告した。公式ツイッターへ写真とともに「WELCOME HOME!」と投稿し、美里はそのツイートを引用する形で「18カ月ぶりのモントリオール。涙出た」と喜んだ。

20年3月、2人が出場予定だった世界選手権(モントリオール)が新型コロナウイルスの影響で中止。日本に帰国後は渡航制限などの影響でカナダに戻ることができず、岡山を拠点に練習を積んでいた。同年12月の全日本選手権3連覇後に美里は「今年は皆様が大変な時期で滑れているだけでも奇跡。感謝の気持ちを込めました」と口にしていた。

日本滞在が続いていた20年11月には、米国出身の尊(ティム・コレト)が日本国籍を取得。夫婦で競技に取り組む2人に大きな変化があった。今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦のスケートアメリカ(10月22~24日、ラスベガス)にエントリー。日本勢1枠の22年北京五輪を目指し、慣れ親しんだモントリオールの地で準備を進めていく。