東京オリンピック(五輪)柔道女子70キロ級金メダルの新井千鶴(27=三井住友海上)が10日、オンライン会見を開き、現役引退を発表した。

黒のパンツスーツ姿で登場し「何ひとつ楽なことはなかった。険しい道のりが多かったが、その分達成感も味わえた。無駄な経験は1つもない」と競技人生を思い返した。リオ五輪の代表落選や17、18年世界選手権を制覇した後には結果が出ない時期も続いた。苦難を乗り越えて東京五輪で初優勝を飾り、大会後に「第2の人生を歩みたい」との思いが強くなり引退を決断した。今後は会社で働きながら指導者を目指す。「選手に刺激を与え、問題を共有して一緒に乗り越えていけるような存在になりたい」と青写真を描いた。