B1東地区の秋田ノーザンハピネッツは、新戦力との融合を着々と進めていく。埼玉で開催された「越谷バスケフェス」で、昨季同地区優勝、チャンピオンシップ準優勝の宇都宮ブレックスに55-79で敗れた。今季は千葉ジェッツから4季ぶり復帰の田口成浩(31)、三遠ネオフェニックスから加わった川嶋勇人(31)、助っ人のジョーダン・グリン(32)、コルトン・アイバーソン(32)が加入。この日は田口とグリンが出場した。

第1クオーター(Q)は序盤からバスケットカウント含む6連続失点を喫し、最大12点差をつけられたが、15-20まで盛り返した。第2Qはグリンの3点シュート(3P)、アレックス・デイビス(29)の得点などでたたみかけ、25-25の同点に。その勢いのまま保岡龍斗(26)の3Pで一時逆転も、7連続失点し、前半は30-37で折り返した。しかし、第3、4Qでの失速が響き、逆転勝利はならず。ターンオーバーの多さが勝敗に響いた。

得意の3Pを決めるなど存在感を見せた田口は「打てるシュートを打つことができていたので、そこは良かった」と手応えを示しつつ、「ディフェンスではチームルールに反してやられている部分があったので、もっともっと追求し、自分の役割を遂行できるようにしたい」と反省した。またチームとしては「いい時間が長くなるように練習していきたい」と力を込めた。

18日には東北、北海道の6クラブが出場する「TOHOKU CUP」が開幕。秋田は19日に初戦を迎え、B2仙台89ERS-同青森ワッツの勝者と対戦する。来月2日、茨城ロボッツとの開幕戦に向けてチーム力を向上させる。【山田愛斗】