18日に開幕する関西大学ラグビーリーグの事前取材会が11日、オンラインで行われ、天理大のフッカー佐藤康主将(4年=天理)が全国大学選手権2連覇、秋の関西リーグ6連覇に向けた抱負を語った。

佐藤主将は「昨年からメンバーもがらっと変わって“追われる立場”というより、もう1度、日本一を目指そうという思いでやっています」と話した。

昨年度の大学選手権決勝先発メンバーのうちCTBシオサイア・フィフィタら9人が抜け、7月4日に関西春季トーナメント決勝で同大に19-35。対関西勢には、15年12月の同大戦以来6年ぶりに敗れる“事件”もあった。「(同大戦後は)落ち込みもあったけど、ディフェンスやブレークダウンの部分で得るものが多かった。そこを夏に鍛えて、秋に向けてやってきました」という。

新生・天理大ではHB陣にSH藤原健之朗(日本航空石川)SO筒口允之(長崎南山)の1年コンビを置くなどさまざまなオプションを模索してきた。佐藤主将は「昨年のチームとあまり比較はしたくないけど、昨年もシーズンを通して成長した。今年も同じように成長していきたい」とチームが成長過程にあることを強調した。