15歳の女子プロレーシングドライバーでデンマークF4選手権の2季目に臨んでいるJuju(本名・野田樹潤)が、またしても無念のリタイアとなった。

18日、同国で行われた第13~15戦に出場。1日で公式練習、予選、3つの決勝をこなすスケジュールで、第13戦は2位、第14戦は7番手から追い上げて4位となった。10月の最終戦までに投入できるニュータイヤは1セットのみだったため、コントロールに苦労しながらも第15戦までニュータイヤを“温存”した。だが、勝負を懸けた同戦は2コーナーで突然ブレーキトラブルが発生。Jujuは「突然のことだったので、どうすることもできなかった」とフェンスに衝突し、リタイアする結末となった。

手応えは感じながらも、リタイアが重なる今季。Jujuは現状を分析した。

「今年はいろいろトラブルが多いですが、このマシンはシーズン5年目を迎えて、劣化が急激に進んでいるのかもしれません。トラブルが出ているのは私たちだけではなく、他のチームも出ています。ただ私たちにとっては、その出るタイミングが悪いですね。レース3(第15戦)はニュータイヤを投入して本当の速さを見せつける予定が、かなわずに悔しいし、へこみます。でも次のレースに向けては、今回の我慢でニュータイヤを温存することができました」

残すは10月2~3日に行われるシーズン最終戦。今季初優勝をつかみにいく。