18年平昌五輪のスピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒(35=相沢病院)が4日、長野市内で氷上練習を公開した。北京五輪シーズンの開幕を22日に控え「体に違和感があった昨年と違い体が自由に動いている」と好調をアピールした。

昨年は股関節が自由に動かせない状態だったが今年は体に連動性を感じるといい「子どもたちにも分かる表現で言うと、ずっとブランコをこいでいたい、鉄棒も永遠に回れるという感じ」と笑顔で答えた。

ユニホームも新調。新型コロナウイルス禍で国民を支える医療従事者への感謝を込め、青と白を基調とした。昨季は長野市内の台風被害からの復興を願い、名産のりんごをあしらった。「病院に所属するアスリートとして皆さんの支えの中で滑っていることを忘れないようにしたい」と思いを語った。【三須一紀】