前身トップリーグに続き、新リーグ「リーグワン」でも初代王者を狙うコベルコ神戸スティーラーズは4日、神戸市内で新体制会見を開いた。

六甲山の尾根や港町を象徴するいかりが描かれた新ジャージーを着用し、5季ぶり主将のフランカー橋本大輝(34)は「自分たちが背負っている物がプリントされている。80分間引き締まった試合ができる」と喜んだ。

チーム名から「神戸製鋼」の文字が消え、同社の岡野康司ラグビーセンター長は「神戸を前面に出し、地域との関係性をより強めたい」と明かす。従来の約3倍の面積で仮眠室も備えた新クラブハウスも、8月に利用を開始。開幕は来年1月8日、本拠地ノエスタでのシャイニングアークス東京ベイ浦安戦だ。日本代表プロップ具智元(27)ら新戦力を迎え、橋本大は「(03-04年に前身)トップリーグ初代王者になり、歴史を積み重ねてきた。リーグワンでも初代王者を目指す」と誓った。【松本航】

◆リーグワン 1部12チーム、2部6チーム、3部6チームによる3部制(入れ替え戦あり)。地域密着と事業性の向上を図り、チーム名に地域が入る。「ホストエリア」を設定し、従来のトップリーグで日本協会の管轄だったチケット販売などを各チームが担当。1部の上位は海外チームとの交流戦・対抗戦へ参戦を予定し、22年秋以降の開催を目指して調整している。