初のオリンピック(五輪)出場を目指す三原舞依(22=シスメックス)が3季ぶりの国際大会で2位につけた。

22年北京五輪と同会場で行われたテスト大会。ダブルアクセル(2回転半)を決めた後、続く3回転ルッツを2連続にできなかったが、最後にフリップ-トーループの2連続3回転ジャンプとして挽回。「2つ目のジャンプで思い切って跳びすぎた。3つ目のジャンプでリカバリーができたので良かった」と試合を振り返った。ただ、フリップの踏み切りに小さなミスが出て、わずかに減点された。全体としては演技をまとめて67・83点をマークした。

19年3月のユニバーシアード大会(ロシア・クラスノヤルスク)以来、約2年7カ月ぶりの国際大会。「すごく緊張した」と話したものの「すごく滑りやすくて上の方まで大きい会場なので、楽しく滑れた。五輪に行きたいという思いはさらに強くなっている」と充実した表情を見せた。

今大会には、カナダ拠点の紀平梨花(トヨタ自動車)が欠場したことを受けて代替出場。フリーは翌15日の日本時間午後4時20分から行われる。

大会には9カ国・地域から32選手が参加。無観客かつ、選手や関係者と外部を隔離する「バブル」方式で本大会に備え、感染症対策や運営方法などをテストしている。