タレントで日本フェンシング協会の武井壮会長(48)が忙しさにも充実感を漂わせた。就任から約5カ月が経ち「めちゃめちゃ忙しい。最初はPRだけなのかなと思ったけど、(会長として)がっちり付き合っています」と振り返った。

「協会に入るまではフェンシングを観たことがなかった」と話す武井会長は、わずか5カ月足らずで競技の印象が大きく変わったという。試合を観戦したり、選手から直接話を聞いたり。「1対1で剣を持って相手と向き合ってポイントを取る競技ですが、その中にさまざまな戦術があった」と実感を込めて話し、「他のスポーツと比べても、全く見劣りしない魅力がある」と訴えた。

一員になったことで見えてきたフェンシングの魅力を、今後いかに伝えていくか模索している。都心の一等地で、しかも屋外開催となった今回の全日本選手権。露出度を増やす良い機会になったと話し「来年はまたちょっと違う趣向を凝らして夢のような競技会を作っていきたい」とさまざまな構想を練っている。【平山連】