新潟アルビレックスBBの連敗は7になった。琉球ゴールデンキングスに75-86で敗れた。前半は41-46と食らいついたが、第3クオーター(Q)に11連続失点をするなど引き離され、その後の追い上げも及ばなかった。今日7日の2戦目に敗れるとチームワーストの8連敗に並ぶ。全力で阻止し、10月3日の京都ハンナリーズ戦以来のホーム戦白星をつかみ取る。

    ◇    ◇    ◇  

流れを持っていかれた。新潟は41-46で始まった第3Q、Cチリジ・ネパウェ(32)がこのQ最初の得点。だが直後に8連続失点した。さらに45-54から11連続失点。第3Qの新潟フィールドゴール成功率は13・3%。相手の堅い守備を崩せず、リバウンドを取られると失点を重ね、最大20点差をつけられた。

連敗ストップへ気持ちは高まっていた。左肩痛で4試合ぶり出場のPG綿貫瞬(34)は23分の出場で10得点と奮闘。「最後はしっかり打ち切ろうと思った」と気迫をみせた。選手がエキサイトする場面もあるほど全員が必死だった。

それ以上に相手の気持ちが上回っていた。琉球は前半途中にSF田代直希(28)が負傷退場。大黒柱のCジャック・クーリー(30)も体調不良でベンチを外れていた。それでも結束し押し切った。新潟は得点源のSG佐藤公威(37)が負傷し、後半は不出場。そこをカバーする底力は見せられなかった。「全員で助け合う部分が足りていない。そこを持たないと」。綿貫は連敗脱出への強いメンタルの必要性を話した。【斎藤慎一郎】